人が夢を見ると言ふ事 〜後日談〜

昨日の夜眠れなくてmixiに書いた後日談、ダンスチームTAKUYA偏。

自分で転載しちゃうのってちょっとはばかられるけど、やっぱり伝えたい想い、届けたい言葉があって。
長いですけど書かせてもらうことにしました。

夢のような時間。 
その夢のような時間を精一杯、それこそいろんな物を犠牲にして過ごした時間。 

ここまでくるのにどれだけの時間と体力とお金と命を削ってきたんだろうと思う。 

日本武道館という夢。 

運がよかったとしか思えない巡り合わせ。 
障害は多く、目の前の壁は思いのほか高く。 

どんな形でもいい。 
武道館で踊れる。 
また、作品を創れる。 

今考えるとそんな夢のような話を受けるかどうか、悩んだことが嘘だったかのように、はっきりと「やってよかった」と。 

本当に俺は幸せ者であるとつくづく思う。 

どんなにやりたくてもできないこと。 
どんなに求めても手に入れられない人がいるのに、俺は「やりたいこと」を続けられている。 

それもこんなにも多くの人に支えられて、愛されて、信じてもらって。 

盟友、伊藤今人と創った作品「ユメノマタユメ」。 
あれから梅棒に加入し、夢にまで見たJAPAN DANCE DELIGHTへ。 

形はどうあれど、手の届いた一つの夢。 
そして、JDD特別賞。 

これ以上のない結果を手にすることに。 
まさに夢のような時間でした。 

そしてAge Stock’09。 
はじめは鶴からきたぶっ飛んだ話。 
“ダンス連盟公演「Brush!」のオープニングのような作品を創ってもらいたい” 
鶴と今人と三人で現実と理想をすりあわせてすれちがって。。 

そして無謀とも思われた要望と現実。 
ただ不思議と”不可能”とは思えなかった。 

“何とかなる” 

それだけ可能性があれば十分だと思った気がする。 
なによりも目の前にいた三人の若者のまっすぐな気持ちを受けて断れるはずがなかった。 
彼らの想いのために一肌でも二肌でも脱げるものなら脱いでやろうと覚悟を決めた。 
なんか偉そうだね。。 

いま考えると「日本武道館」という大きな夢が頭の中をすでに支配していたんだろうと。 
結局は自分で覚悟を決められなかっただけ。 
走り出すために誰かに背中を押してもらいたかっただけ。 

だから彼らと会って見ようと思った。 
おっくん、まり、はまゆか。 

人が夢を見るという事。 

俺が学生時代に教育実習にいった大学の教育学部付属中。 
俺が実習に行った当時その付属中に通っていたおっくん。 

そんな彼らが夢にまで見た場所「日本武道館」。 
彼らの”学生”であるという誇りと夢に乗っかってやろうと思った。 

建前がほしかった。 
“若者の熱意に押された”という建前がほしかったんだと思う。 

本音はまた夢をみたい。追っかけたい。 
それだけだったんだろうな。 

現実は厳しく、環境が変わってしまった自分にあのころのような時間はもう作れない。 
それは今人も鶴も同じ。 
みんな同じように歳をとった。 

そんな中で頭に浮かんだ今回の”チーム”としての振付。 
信頼のできる、実力のある、魅力のある人間を集めて臨むこと。 

それが必要条件であると考えた。 

ゆっこ、ゆりあ、少林、ヒロキ、こーじ、かずや。もちろん今人、鶴。 
そして最高のタイミングでのあずの参加。 

恵まれた。 
本当に今回もたくさんの人に支えられた。 

そして参加した61人のダンサー。 

学祭シーズンという時期、施設の確保、たくさんの壁に阻まれて時間だけが過ぎていく毎日。 
彼らの夢、想いを無駄にできないという久しぶりに感じる重圧。 

絶対の信頼をおいていた今人に不信感を抱くこともあった。 
でもそれは筋違いな話だったと今は思う。 
たぶん求めてはいけないことまで彼に求めてしまって甘えていたんだと。 

何とかしなきゃと思った時にいてくれた最高の仲間。
もちろん振付のメンバー。そして4年生をはじめとする参加者たち。 
ひとりひとりが支えてくれた。 
応えてくれた。 

疲れた顔、正直何度も見せたと思う。 
でもその度に声をかけてくれたり、気遣ってくれたり。 

またまた独りで背負おうとしてたと思う。 
案外成長してないもんだ。 

衣装、構成、アイディア、振りはもちろん、交流の機会や深夜練の場所の確保。 
みんなが動いてくれたことでゆっくりだけど、確実に進み始めたよね。 

そっからは本当に楽しかった。 
次の稽古が待ち遠しかった。 
感謝です。本当に。 

本番は多く語ることもないでしょう。 
ここまでやってきて、失敗するわけがない。 
加えて舞台監督さんにこっぴどくしかられて気が引き締まって事故も起きようがない万全の体制(笑 

見ちまったよね。 
おっきな夢。 

そして俺にとってもっと大事だったことはこの45日間で夢を追っかけることを忘れて毎日を過ごしてた自分に気がついてしまったこと。 

もっともっと前を遠くをみて生きてきたつもりだったのに、いつの間にか明日のことしか考えられなくなってて。 

いてもたってもいられなくなって決意した、今の職場からの退職。 
現状の脱却。 

貯金もないし、次のあてもない。 
でもそうでもしないとこれから何もできずに錆び付いてく。 
そう思ったら即行動してしまうこれは長所か短所か。

いろんな人に迷惑をかけてしまっていることは間違いなんでいいことではないでしょう。 
でも、きっかけとタイミングが必要だったんです。 
このピークが過ぎたら、年末が終わったら、年度末を過ぎたら、と気がついたらずっとそこにとどまってしまう気がして。 

迷惑かけてごめんなさい。 
でも理解してもらえたらと。勝手ですが。 

今夜は実家に帰ってきています。 
親父と飯食って、凛太郎モフって、足の伸ばせる風呂に入って、 

で、自分の部屋を物色してたら27歳の誕生日にもらったみんなからのメッセージとアルバムを見つけたんだ。 

読み返した。 

当時から俺は一人じゃなかったんだなって。 
たくさんの人に支えられて、愛されて、包まれて生きてたんだなって。 

あれから仲間も増えたし、敵もたくさん作った。 
あのころから変わらない想いってものももうないかもしれない。 

あのころの俺はたくさんの人に愛されて支えられて、

夢を見てた。 

もう錆びちゃったかな。 
あのころの夢。 

涙が出てくるわな。自然と。 

偶然にも、このタイミングで発見したアルバムにあった、 
「いつまでも夢追い人であってください」というあいつの言葉。 

俺が錆び付いちゃってたのかもな。。 

もっかい夢をみようかな。 

光井君が言ってた事。 
ベタベタだけどさ、「夢は叶う」と言う事。 

人が夢をみると言う事。 
夢は叶うと言う事。 

夢見なきゃ何も叶わない。 
始まらないと言う事。 

この歳でこんなこと思っちゃうなんてな。 
あえて荒波への海へ進んでいこうとするなんてな。 

完全にあいつらのせいだ。 
若者どもめ。 

でもまぁウィンドミルもできるようになったしな。 
次はロンバク宙かな。 

さて明日も動き回るぞ。 

Age Stock’09のダンスチーム、スタッフすべてのみんな。 
振付チームのみんな。 
梅棒のみんな。 
RAW MIND WORKSのみんな。 
稲妻レッグラリアートのみんな。 
JPSSでがんばってるみんな。 
俺を励まして、支えてくれて、愛してくれたたくさんの人達へ。 

人が夢を見ると言ふ事。
新しい世界が始まるという事。
新しい出会いが待っているという事。

たくさんの感謝をこめて。 

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