えー射場本です。
今回は来年のAGEに向けて、AGEの組織構築などについて少々述べます。
AGE創立(=東京合同入学式)の時と比べて、飛躍的にAGEは大きくなりました。人数も予算額もイベントの規模も学生団体の中では間違えなく頭一つ抜けたでしょう。
そして、大きくなる過程で組織が作られ、事務局・メディア局など「局"」いうものが生まれてきました。局とは何か。それは「専ら特定のことを行う専門集団」です。
一応の担当者は決めつつも全員がそれぞれ試行錯誤しながらイベントと対峙するような暗中模索の次期を過ぎ、イベント全体を見渡せる(必要な行程や資源などの見通しがたつ)ようになると、イベント高度化(拡大・洗練)のためにはイベントに必要なそれぞれの行程(ブッキング・ステージ・広報など)の量・質を向上させることが求められます。そこで、組織が局に分化する必要性が出てきます。局として専ら特定のことを担当したほうが効率的に専門化・高度化できるからです。
例えば日本の歴史を例にとると、
大化の改新後の律令制の時代は、中務省、式部省、治部省、民部省、兵部省、刑部省、大蔵省、宮内省に、太政官と神祇官がいる二官八省でした。
明治時代太政官制が廃止された後は宮内省、外務省、内務省、大蔵省、陸軍省、海軍省、司法省、文部省、農商務省、逓信省、内大臣府の1府10省になりました。
現在は内閣府、総務省、法務省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省、防衛省、国家公安委員会(警察庁扱)の1府・12省庁です。
統治する面積・人員・内容の拡大に応じ、省の数、そしてその下にある庁や院(気象庁・国土地理院など)といった外局の数などかなり増加、専門分化してきたことがわかります。逆に考えると、京都を中心とした畿内一帯を統治する組織のままでは、日本全土を統治することは出来ないだろうと考えられます。
現在、AGEはイベント局・メディア局・渉外局・事務局・広報局(順不同)の5局体制です。そして広報局が最近誕生したものであるのと、メディア局がWebとフリーペーパーの2チームで構成されていること、そしてAGEの理念「日本を元気にする」がまだ達成されていないことを鑑みると、AGEの高度分業化はまだまだ途上であると考えられます。
さて、この高度分業化は手放しで喜べるものでしょうか。
皆さんも「大企業病」・「官僚の腐敗」といった言葉を聞いたことがあると思います。これは、組織の発展は弊害を孕んでいることを示しています。
組織が発達し、専門分化した大集団になっていくと何が起こるでしょうか。
代表的なものに以下の2点があげられます。
・人数の増大によるコミュニケーションコストの増加により、相互の意思伝達に不全が起きる
・仕事が細分化しすぎて、全体の成果に貢献するような達成感が得にくくなり、意欲の減衰・他人への依拠といった倫理的問題が起きる
また上記2点のような個人に起こる問題の他に、組織に起こる変化として、
・人は上司より部下が増えることを望む傾向にあるため、組織階層が深く(ポストの増加)なってゆく
・人余りを防ぐために余計な仕事を作るようになり、組織や仕事が複雑怪奇になってゆく
と言ったことが経験的に指摘されています。
さらに、専門組織の担当領域が固定され決まった作業のみを行うようになり、組織全体での発達が留まり停滞したり、問題発生時に専門組織間で責任の押し付け合いが生まれたりといった、組織間の関係における問題もあります。
現在の1府12省庁制が、以前1府22省庁だったものを再編して作られたことを考えると、組織というのは大きくする・進化するだけの一方向では必ずしも上手くいかなそうなことがわかります。
AGEは、組織化が始まったばかりのまだ若い組織です。また、4年間で人が入れ替わる、大学のサークル・学生団体という特殊な形態の組織です。
しかし、「日本を元気にする学生団体」として、「日本を元気に出来る」ような規模・質のイベントを行おうとしている団体である以上、相当の規模の組織とある程度の高度分業化は避けられないでしょう。その時、組織というモノがもつ弊害を正視し、制御することを忘れてはなりません。
AGEはもう、元気なだけで生み出せるような成果では満足できない、それ以上のモノを目指すことが必要な団体です。そしてそれを達成することが、この平成の世におけるAGEの役割である、そんな気がします。
今回は来年のAGEに向けて、AGEの組織構築などについて少々述べます。
AGE創立(=東京合同入学式)の時と比べて、飛躍的にAGEは大きくなりました。人数も予算額もイベントの規模も学生団体の中では間違えなく頭一つ抜けたでしょう。
そして、大きくなる過程で組織が作られ、事務局・メディア局など「局"」いうものが生まれてきました。局とは何か。それは「専ら特定のことを行う専門集団」です。
一応の担当者は決めつつも全員がそれぞれ試行錯誤しながらイベントと対峙するような暗中模索の次期を過ぎ、イベント全体を見渡せる(必要な行程や資源などの見通しがたつ)ようになると、イベント高度化(拡大・洗練)のためにはイベントに必要なそれぞれの行程(ブッキング・ステージ・広報など)の量・質を向上させることが求められます。そこで、組織が局に分化する必要性が出てきます。局として専ら特定のことを担当したほうが効率的に専門化・高度化できるからです。
例えば日本の歴史を例にとると、
大化の改新後の律令制の時代は、中務省、式部省、治部省、民部省、兵部省、刑部省、大蔵省、宮内省に、太政官と神祇官がいる二官八省でした。
明治時代太政官制が廃止された後は宮内省、外務省、内務省、大蔵省、陸軍省、海軍省、司法省、文部省、農商務省、逓信省、内大臣府の1府10省になりました。
現在は内閣府、総務省、法務省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省、防衛省、国家公安委員会(警察庁扱)の1府・12省庁です。
統治する面積・人員・内容の拡大に応じ、省の数、そしてその下にある庁や院(気象庁・国土地理院など)といった外局の数などかなり増加、専門分化してきたことがわかります。逆に考えると、京都を中心とした畿内一帯を統治する組織のままでは、日本全土を統治することは出来ないだろうと考えられます。
現在、AGEはイベント局・メディア局・渉外局・事務局・広報局(順不同)の5局体制です。そして広報局が最近誕生したものであるのと、メディア局がWebとフリーペーパーの2チームで構成されていること、そしてAGEの理念「日本を元気にする」がまだ達成されていないことを鑑みると、AGEの高度分業化はまだまだ途上であると考えられます。
さて、この高度分業化は手放しで喜べるものでしょうか。
皆さんも「大企業病」・「官僚の腐敗」といった言葉を聞いたことがあると思います。これは、組織の発展は弊害を孕んでいることを示しています。
組織が発達し、専門分化した大集団になっていくと何が起こるでしょうか。
代表的なものに以下の2点があげられます。
・人数の増大によるコミュニケーションコストの増加により、相互の意思伝達に不全が起きる
・仕事が細分化しすぎて、全体の成果に貢献するような達成感が得にくくなり、意欲の減衰・他人への依拠といった倫理的問題が起きる
また上記2点のような個人に起こる問題の他に、組織に起こる変化として、
・人は上司より部下が増えることを望む傾向にあるため、組織階層が深く(ポストの増加)なってゆく
・人余りを防ぐために余計な仕事を作るようになり、組織や仕事が複雑怪奇になってゆく
と言ったことが経験的に指摘されています。
さらに、専門組織の担当領域が固定され決まった作業のみを行うようになり、組織全体での発達が留まり停滞したり、問題発生時に専門組織間で責任の押し付け合いが生まれたりといった、組織間の関係における問題もあります。
現在の1府12省庁制が、以前1府22省庁だったものを再編して作られたことを考えると、組織というのは大きくする・進化するだけの一方向では必ずしも上手くいかなそうなことがわかります。
AGEは、組織化が始まったばかりのまだ若い組織です。また、4年間で人が入れ替わる、大学のサークル・学生団体という特殊な形態の組織です。
しかし、「日本を元気にする学生団体」として、「日本を元気に出来る」ような規模・質のイベントを行おうとしている団体である以上、相当の規模の組織とある程度の高度分業化は避けられないでしょう。その時、組織というモノがもつ弊害を正視し、制御することを忘れてはなりません。
AGEはもう、元気なだけで生み出せるような成果では満足できない、それ以上のモノを目指すことが必要な団体です。そしてそれを達成することが、この平成の世におけるAGEの役割である、そんな気がします。