4月16日 「AGESTOCK2014 in 赤坂BLITZ」

4月16日、18:30。 AGESTOCK2014実行委員会が主催する最初のイベント「AGESTOCK2014 in 赤坂BLITZ」は幕開けを迎えた。
会場が暗転し、オープニング映像が流れる。
イベント開演を今か今かと待ち受けていた観客の気持ちが高まっていくのが空気を通して伝わってくる。
映像が流れた後にMCを務めるドラッパが登場し、会場を沸かせた。


最初のコンテンツは「Swing Up Beat」
ドラムのスティック音が鳴り響き、真っ暗な会場に一本のスポットライトがあたる。LADBREAKSのドラムソロステージからSwing Up Beatは始まった。会場に鳴り響くドラムビート。次にスポットライトは中央大学公認のタップダンスサークルFreiheitの華麗なステップを照らした。ドラムとタップダンスに交互にスポットライトが当たり、お互いの魅力を引き出しあいながらリズムを刻む。そしてタップダンスとドラムの合同ステージ。ドラムのビート共にステップが踏まれ、迫力あるステージに会場の高揚感も増していく。最後にはタップダンスとドラムのソロステージが繰り広げられた。
真っ暗な会場に女性ボーカルの美しい高音。ひとり、またひとりと登場し、美しい歌声が会場に広がっていく。男性ソロの重低音と女性ソロの高音が重なったエネルギッシュな舞台に会場の雰囲気もヒートアップ。
オープニング映像でも流れた曲で始まったステージ。昭和音楽大学の関口ジャズオーケストラによる生演奏に会場の雰囲気は一変した。サックス、トランペットのソロ演奏が曲を先導していき、観客からは次々と拍手が起こる。ドラムのソロパートによってジェントルマンなこの舞台は締めくくられた。
タップダンスの後ろ姿がスポットライトに照らされ始まったのは、田舎の女子高校生ブラスバンドを描いた映画でも有名なあの曲。会場からドラムに合わせ、手拍子が湧き上がった2つめの演目はブラスバンド、タップダンス、そして歌と三役揃った豪華な合同ステージ。観客はブラスバンドの演奏と歌声を耳で楽しみ、タップダンサーのパーフォマンスを目で楽しんだ。会場が一体となり、最初のコンテンツSwing Up Beatは幕を閉じた。


続いてのコンテンツは「ここじゃないどこか」。
このコンテンツはストーリー仕立ての芸術系コンテンツだ。
オープニング映像が流れると、青白い光に照らされて、今回ストーリーテラーを務める、早稲田大学放送研究会アナウンス部の女性が登場。そしてサラの物語をゆったりとしたやさしい口調で語りだす。
「ある街にサラという少女がいました。サラは、画家であるお母さんから教わった絵を描くことが大好きで、家族3人仲良く暮らしていました。
ある日のこと。 その出来事は突然起こりました。お母さんがこの世を旅立ったのです。原因は疲労。
売れっ子の画家でもあるお母さんは、毎日夜遅くまで絵を書き続けていました。
お母さんが死んで以来、お父さんは心をふさぎこんで、家族3人はバラバラになってしまいました。
悲しみにくれていたある日のこと。
サラの部屋にはピエロの絵、オルゴールの絵、五人の美しい女性絵がありました。
その絵が今夜奇跡を起こす。

このセリフの後、絵の中のピエロの少年が舞台上に姿を現した。ピエロの少年に扮したしょたおのロボットのような動きのダンスに誰もが釘付けになった。一変してアップテンポな曲が流れ出し、ムーンウォークやイナバウワーなどのパフォーマンスに歓声が上がった。
続いてスクリーンにオルゴールの絵がい映し出された。kisatoが“サンドアート”というガラスの上の砂を照らし、次々に砂絵を描いて物語を展開させていくパフォーマンスを披露。オルゴールの音色とともに、砂絵が次々と変化していく過程を会場全体が息をつく間もなく見入っていた。完成したピエロの顔の砂絵は瞬く間に消えてしまい、大切なものがなくなってしまう儚さを表しているようだった。
最後に5人の美しい女性が絵の世界から具現化した。紫のドレスをみにまとった、日本女子体育大学ダンス・プロデュース研究部の5人のダンサーが登場。流れるようにしなやかな動きのなかにどこか力強さがあり、圧倒された。
そして、ストーリーテラーが現れ、物語は終盤に。
「ピエロの少年はサラに楽しさを、オルゴールは儚さを、5人の美しい女性は希望を教えてくれました。
それらのことは、絵を描くことを通してお母さんが教えてくれたことでした。
今は家族3人バラバラになってしまたけれど、 サラは夢のなかで儚い希望の絵を描く。」


次に、スペシャルステージとして、早稲田大学の男子チアリーディングサークルのSHOCKERSが登場した。
アメリカ遠征をするなど、海外でも活躍する実力で圧倒するパフォーマンスに定評のある彼らには、ファンも多く、会場からは黄色い歓声が上がった。
その歓声に包まれたまま、アップテンポな曲がスタート。音楽に合わせて次々と飛び上がり、千手観音や安定感のある三段タワーを披露し観客を圧倒させた。
有名アイドルソングのイントロが流れると、観客のボルテージは一気に最高潮に。バク宙やバク転を取り入れた男子ならではのチアリーディングでパワフルに盛り上げながら、 歌詞に合わせて撃つポーズをキメるダンスでは可愛らしさもみせた。
ピラミッドなどの大技を次々と決め、大サビでは止まることなく続くジャンプで観客を魅了し、大歓声とともに彼らのステージは幕を閉じた。


最後のコンテンツは「SHAKE QUBE」、観客とステージが一体となる参加型コンテンツだ。
MCを務める集団パラリラのJINが登場し、このコンテンツはスマホアプリをモチーフとしていることを説明する。
JIN「今日は楽しいアプリを持ってきました」
JINがスマートフォンを操作すると、ターンテーブルが光りだし、アプリが起動。
JIN「1つめのアプリはPIKARO!」という声をきっかけに、エンターテイメント集団であるPIKAROが「PIKAROーーー!」という掛け声を掛け、観客の「だいすきーーーーー!」という黄色い歓声を浴びながら登場。もともと芸人だったという彼らは、一発芸を披露し、会場が賑やかになったところで会場が一体となうためにコールアンドレスポンスがはじまった。
PIKARO「わらってー!」
観客「いいともー!!」
PIKARO「女々しくて女々しくて女々しくて」
観客「つらいよーー!」
ヒット曲をパフォーマーと観客みんなで踊り、ヒートアップし大いに盛り上がりを見せた。
JIN「二つ目のアプリはこれだ!」
女子大生アイドルCopiaが登場。
アイドルソングを2曲披露した。
1曲目は掛け声と手拍子で盛り上がり、 2曲目では途中からPIKAROも参加し、会場は笑いで包まれ和やかな雰囲気になった。
スクリーンに表示されているスマートフォンのバッテリーが20%をきったところで、最後の曲が流れはじめる。
ステージには全パフォーマーが集結し観客を煽った。
客席では上から降ってくるカラフルな風船でバルーンリレーをするなど、曲にあわせてウェーブをするなどと一体となった。
スマートフォンの電源が切れるまでのカウントダウンが、スクリーンに表示され、惜しまれながらもSHAKE QUBEは幕を閉じた。


すべてのコンテンツが終わり、フィナーレへと差し掛かると、今回のイベント運営を行った団員がステージに並んだ。
最後に代表の中川が登場し、11月16日に開催が決定した「AGESTOCK2014 in両国国技館」を発表すると、大きな歓声が上がった。
中川が意気込みを語り、挨拶をして「AGESTOCK2014 in 赤坂BLITZ」は閉幕した。

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