イベントレポート

AGESTOCK2012 in TOKYO DOME CITY HALL Day2
イベントレポート

12月1日、肌寒く、空には雲がかかっていた。会場入口の電光掲示板にはイベントタイトルが光っている。
AGESTOCK2012 in TOKYO DOME CITY HALL、二日目の幕が開ける。

会場は開演前から満員。ホール内だけでなく各フロアのロビーに設置されたブースにも人が溢れている。
大きなボードに「心躍る瞬間」を書き込むブースでは、企画に参加した客にオリジナル・タトゥーシールをプレゼント。多くの客が、イベントコンテンツのロゴを身体につけて開演を待っていた。

ステージ上のスクリーンには開演までのカウントダウンが。イベントに至るまでの出演者の軌跡が映し出されると、会場全体が引きこまれていく。
数字が「00:01」から「00:00」へ、、、。ステージに照らし出されたパフォーマーによるダンス・チア・新体操のオープニングパフォーマンスで、イベント二日目はスタート。
MCのカラテカと夏川純が登場し、イベントの簡単な説明をする。

オープニングに続いてのコンテンツは、学生No.1アーティスト決定戦「NextAgeMusicAward2012」決勝。
100組を超える応募の中を勝ち抜いた「Crazy West Mountain」「杉恵ゆりか」「Local Blue Sheeps」の三組が決勝のステージに立ち、各組二曲ずつ演奏した。
観客投票によって、キュートで透き通ったその声で会場を魅了した杉恵ゆりかがグランプリに輝いた。

続いてステージに登場したのは話題の現役高校生シンガーの「家入レオ」。
一曲目『LastStage』を歌い上げた家入は自己紹介をすると、さっそく二曲目の『Shine』を披露。
MCでは学生の手で作り上げられたイベントについてコメントをした。
続けて『キミだけ』『BlessYou』を披露。最後に『サブリナ』を歌い、3000人の観客をわかせた。

10分間の休憩をはさんで登場したのはスペシャルゲストの「Beat Buddy Boi」。学生ダンサーに絶大な支持を得る七人組。
「音を視覚で魅せる」その言葉のとおりのリズムと一体化したダンスで、普段ダンスを見慣れていない観客までもを虜にした。

Beat Buddy Boiのパフォーマンス後、ステージではNIKEがこの日のために用意したトレーニングプログラムがインストラクターによって披露され、観客全員が身体を動かして熱量を高めた。

会場全体の熱気も高まったところで、続いてのコンテンツは「ASOBIMANIA」。ステージ上のDJとダンサーのパフォーマンスに合わせて、観客も踊り会場一体となって盛り上がれるコンテンツだ。
ゲストDJとして登場したのはやついいちろう。会場を煽るMCと誰もが踊れる選曲で会場を盛り上げると、そのまま学生パフォーマーとのコラボステージ。観客席ギリギリまで寄って、全身を使って踊るパフォーマーに、観客もつられて身体を動かし、会場全体が揺れる光景は圧巻だった。

続く学生コンテンツは「学生パフォーマンスショーケース」。様々なジャンルのパフォーマーがAGESTOCKのためだけにコラボして作り上げるステージ。
幻想的な新体操の演技、元気いっぱいのチア、迫力のある男子チア、腹の底まで続く和太鼓の演奏、、、と、各パフォーマーがこれまでの練習の成果を出しきるパフォーマンスで会場を飲み込む。
最後にはパフォーマー全員での演技を披露。大人数で魅せるパワフルなショーケースとなった。

最後の学生コンテンツは「Grand Age Harmony」。オーケストラと合唱がコラボし、ポップスから洋楽まで誰もが知っている曲をアレンジするコンテンツ。今年はロックやダンスの要素も取り入れたショーとなった。
ミラーボールがキラッと輝くと、日本最大級の学生フェスにふさわしい、壮大で豪華な演奏が会場全体に響き渡る。
途中、暗転するとステージ中央にハットをかぶったソリストが登場。マイケル・ジャクソンメドレーを披露。
メドレー二曲目からはダンサーも登場し、ショーとしてこれ以上ないくらいのパワーで会場を飲み込んだ。

イベントの最後に登場したのは人気ロックバンドのサンボマスター。
SEの「Monkey Magic」の中登場した3人に会場は大歓声を送る。
『青春狂騒曲』『恋する季節』『世界を変えさせておくれよ』『そのぬくもりに用がある』『世界はそれを愛と呼ぶんだぜ』を歌うと会場も一緒に合唱。
「学生こんなもんか!」「AGESTOCKこんなもんかよ!」というボーカル山口の煽りに観客は拳を突き上げて応える。
スタッフの学生からどうしても歌ってほしいとリクエストがあった(という)『できっこないを やらなくちゃ』を披露すると会場のボルテージは最高潮に。
最後に「今の若いやつらは死んでるなんて言う大人がいるけど、そんなことねぇんだよ!」と『ロックンロール イズ ノットデッド』を熱唱し、ライブは終了した。

すべてのコンテンツが終了。そして、ついにAGESTOCK2012のフィナーレがやってくる。
出演パフォーマーがステージに再び上る。MCがイベントを振り返る。
「それでは、ここからはAGESTOCK2012実行委員会の皆さんにバトンタッチです」、その言葉とともにMCは舞台袖に。
スクリーンの映像もオフになり、会場が一瞬しんとする。
ステージにスタッフの学生が登場すると、会場からは割れんばかりの声援が響く。全員がステージに上がり方を組むと、最後に代表の本多和幸がステージ中央に登場する。
「いつだって社会・世界を切り拓いてきたのは若者の熱意でした。このAGESTOCKにはそんな学生の熱意の全てが詰まっています。今日、このステージにいる夢を持った・強い想いを持った学生たちによって、また新たな心躍る瞬間が生まれたことを願います。」途中涙に声をつまらせながら本多が挨拶をする。
「本日は、本当に本当に本当にありがとうございました!」その言葉とともにスタッフの学生全員が頭を下げる。パン!とキャノンが打ち上げられると、スクリーンにはエンドロールが映し出される。

こうしてAGESTOCK2012 in TOKYO DOME CITY HALLは幕を閉じた。


関わっていただいた全ての方々、本当に本当に ありがとうございました!!!